はじめに
東海自動車工業の歩みは、地域とともに生きた80年の歴史です。
1944年、戦時下の中で静岡鉄道株式会社が藤枝市の整備工場を取得したことから、当社の物語は始まりました。翌1945年には、戦後復興の時代を見据えて、周辺の整備工場を統合し「東海自動車工業株式会社」が設立されました。
以来、私たちは高度経済成長期のモータリゼーションの進展や、社会の変化に寄り添いながら、整備技術を磨き、地域の交通と産業を支える一員として事業を展開してきました。バスやトラックといった大型車から、個人の小型車、さらにはリース・法人車両に至るまで、常に“安全・安心”を第一に考えて取り組んできた軌跡があります。
この年表では、設立から80年にわたる当社の主な出来事を、日本の社会・クルマ文化の流れと照らし合わせながら6つの時期に分けてご紹介します。
おわりに
技術と信頼を受け継ぎ、次の時代へ。
東海自動車工業がここまで歩んでこられたのは、ひとえにお客さまのご愛顧と、何よりも先輩方が築いてきた「信頼の積み重ね」のおかげです。どれだけ技術が進化しても、自動車整備という仕事は「人が人のために行う」仕事であり、それはこれからも変わることはありません。
自動車製造のロボット化やネット販売が進む現代においても、私たちは「人財」こそが最大の価値だと信じています。80周年を迎えるいま、過去の歩みを誇りとしながら、これからの100年に向けて、地域に信頼される会社であり続けるよう、次の世代へとバトンをつないでまいります。
ご覧いただいたこの年表が、当社の歴史の理解と、未来への共感のきっかけとなれば幸いです。