走り続ける誇りを胸に――選手バスリニューアルへの挑戦

東海自動車工業 営業部 高橋 昌治

東海自動車工業は2025年、創業80周年を迎えました。私たちが磨き続けてきた技術と情熱は、長年にわたり清水エスパルスの選手バスを支えてまいりました。その集大成とも言えるのが、今シーズンから始動した新しい選手バスです。

1994年式・第1号車から受け継いだもの

チーム創設間もない1994年から走り続けた初代バスは、走行距離40万キロを超えても足回りやエンジンに大きな不具合がないほど丈夫でした。しかし、車内設備の経年劣化が進み、選手の皆さまがさらに快適に過ごせる空間をお届けしたい――。その想いから買い替えのご提案をさせていただきました。

1年以上の対話で生まれた「勝てるバス」

座席数、シート位置、内装カラーリング、そして車体ラッピングまで、全てがフルオーダー。エスパルスの選手・スタッフの皆さまと「他のチームに負けないバスをつくろう」と語り合い、1年以上をかけて打ち合わせを重ねました。ファン投票によって選ばれたラッピングが完成した瞬間、胸に込み上げるものがありました。

80年の歴史を乗せ、これからも

高額な車両を扱う営業として、最も大切にしてきたのはお客さまとの信頼関係です。時間をかけて築いた絆が、今回のリニューアル成功につながりました。ピカピカの新バスの乗降ドア下に掲げた「東海自動車工業」のロゴには、80年にわたり培ってきた誇りと感謝の気持ちを込めています。

これからも東海自動車工業は、清水エスパルスと共に走り続けます。そして、次の10年、次の80年へ――。皆さまの応援を力に、さらなる挑戦を続けてまいります。